Photographic Portrait

ジョン・レノンとアートワーク

もし芸術が人間を救うとしたら、
人間を人生の深刻さから解き放ち、
思いがけない少年性へと回帰させることによってのみ、できうる。

ジョン・レノン 1968年

1940年10月9日、ジョン・ウィンストン・レノンはイギリスのリバプールに生まれ、
1980年12月8日、悲劇的な死を遂げた。
1969年3月20日、ジブラルタルでオノ・ヨーコと結婚。同年3月26日、
二人はアムステルダム・ヒルトンにおいて有名な「ベッド・イン」を行った。

音楽が彼の最もポピュラーな芸術形態として記憶に残されていく一方、
彼は、自分の文学と美術を愛し、1957年から1960年までリバプール美術大学で学んでいる。

彼は、「In His Own Write」「A Spaniard in Works」そして「Skywriting By Word Of Month」という
3冊の本を書きイラストも描いている。
早くも1968年にジョンは視覚的芸術へと回帰する方向に動き始めた。
本来線画に興味をもっていた彼は、ペンやインクで描く創造的かつ開放的なスケッチを好んだ。

1969年、ヨーコへのウエディング・ギフトとして「Bag One」画集を描いた。
それは、結婚式、ハネムーン、そして世界平和を求める彼らの請願の記録である。
これはまた、エロティックなスケッチも含んでいた。

この「Bag One」シリーズは1970年1月にロンドン・アートギャラリーで展示されたが、2日目スコットランドヤードによって閉会、エロティックなリトグラフは没収された。

1986年、ジョンの芸術的才能を大衆と分かつ決心をしたヨーコ・オノ・レノンは、
「This is My Story Both Humble And True」と題された最初のシリーズを出版し、
続いて1988年「Bag One Continued…」と「The Dakota Days」を世に出した。

これらの線画は、気紛れで詩的な、彼らがともに過ごした年月の愛すべき肖像である。

私たちの時代の最も重要な文化人の一人によって描かれたこれらの生き生きとした作品は、
20世紀の芸術へジョン・レノンが与えた二つのテーマの神髄である、
「人間の愛」と「コミュニケーション」をたたえるものである。

 

 




 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

©YOKO ONO 20XX